2009年06月01日
缶詰の利便性
長期間保存ができ、基本的に調理済みなので、あけてすぐ(または湯煎等による簡易な加熱などのみで)、そのまま食べることができる。 また、あけてすぐに食べれば食中毒を引き起こす可能性も極めて低いなど、多くの利点がある。ただし、必ず加熱殺菌される、固形物は調味液とともに封入する必要があるなど、製造工程に由来する弱点もあり、どんな食品でも保存できるわけではない。例外として、あえて殺菌をせずに缶の中で発酵させるシュールストレミングという缶詰も存在する。また、ドライパック缶といって、水戻しした大豆やひじきなどを、液体を加えず高真空状態で缶に詰め、加熱殺菌時に缶内の蒸気の対流によりほどよく蒸しあがるようにした製品も作られている。
内容物によっては、缶に錫の合金を使い、内容物の腐敗や変色を防ぐ工夫がされている。エポキシ樹脂やフェノール系樹脂塗料が使われることもある。
缶への直接印刷は、日本では戦前は行われなかった。缶の外側に印刷した紙を巻きつけるように張り、これで内容物を示した。この方法は、簡便であるため、21世紀初頭の現在も一部の缶詰で行われている。しかしこの紙を巻くタイプの表示は劣化しやすく、破れたり風化してしまう可能性も否めないため、極めて長期間の保存を意図した製品への使用には向かない。また、缶への印刷に使うインキは金属インキと呼ばれ、金属光沢を生かせる透明性のものが多い。
カニやホタテの缶詰には酸性パーチ(硫酸紙)と呼ばれる紙が敷かれているが、貝類や甲殻類に含まれる硫黄分がブリキの錫や鉄分と化合して硫化錫や硫化鉄となり、肉に黒い色をつけてしまうのを防止するためだったという。現在では缶の内側に塗料が塗られているので黒変の心配は減っている。むしろ高級感を出す目的や、カニや貝柱の身くずれ防止の意味合いが強い。なお、カニやサケの缶詰にガラス様の結晶が発生するストラバイト現象は、カニ・サケ肉の成分であるマグネシウム・アンモニウム・リン酸が結合して、マグネシウム・アンモニウムリン酸塩の結晶(ストラバイト:胃酸で溶けるため無害)が発生する現象であり、これは酸性パーチをもってしても防ぐことはできない。
缶の素材は、日本では主にアルミニウムまたは鉄で、アルミニウム製のものはアルミ缶、鉄製のものはブリキ缶またはスチール缶と呼ばれる。ただし、ブリキ缶という呼称は現在はほとんど使われない。スチール缶は磁石につく。空き缶は回収することにより再資源化することが可能である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
長期間保存ができることが大変うれしいです。
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